【本当の責任の取り方】

昔の武士は道義を重んじ大きな失敗をする、又、人間としては いけない事で恥をかくと、自ら自刃して命で詫びる事を知っていた。これは世界に類を見ない素晴らしい民族でありました。

五十年ほど前の出来事でありますが、広島県北部に東城と言う所があります。そこに帝釈峡と言う所がある。そこに美しい湖がある。

ある時小学生が遠足に来ていた。その湖で遊覧船に乗り、子供達が遊覧をしていた。すると一人の子供が水中にサンショウウオが居る事に気付き、大声で「あそこにサンショウウオが居る」と言ったので、乗っている子供達が一斉に船の片側に寄ったので、船はバランスを失って傾き、転覆してしまった。

突然の事で引率の先生もどうする事も出来ず湖に投げ出され溺れる子供を先生は必死で岸まで一人一人助け上げたのですが、間に合わず、全員を助ける事が出来なかった。先生は、水死した子供に対して詫びながら助かっていた我が子を抱きかかえて、身を躍らせて湖に飛び込み我が子共々命を持って責任を取られたのでございます。

この話しを今の政治家に聞かせると どうであろう。「ばかなやつだ!」と笑うであろう。国の事を本当に思っている者は今の政治家には一匹も居ないのが現状です。

2011年8月末、この場に及んで管直人の後 総理大臣になりたいと思う者のなんと多い事か。地位・名誉・金・財産、のみに走り、自分の事となると恥も外聞も無い。浅ましい姿である。身の程知らず、恥知らずの、まさに「輩」でしかない。こんな者が国の役に立つ筈がない。

振り返れば全て日本は外圧で動き始める。だが、明治維新の時の人達は命を的に活動したが、今の政治家は命などで無く、金と地位のみで動いている。口では国の為と言うが白々しい。昔であれば死刑でしょう。今の政治家は税金泥棒。