本来 ガンと西欧医学は関係が無い(第六回目)

私は何人かの人でそれを見て知ったのです。

その中の一人の人は肝臓がんの方でした。その人は私の古くからの友人です。男の方で七十一才の方でした。

肝臓に9cmのガンがあると言う事で、関西医大で 太ももからカテーテルを入れ、肝臓に届かせ 抗がん剤を打ったところ、全身に転移してしまい 私達の手に負えない と 病院が言う。そして腹水が溜まり、慌てているとの事を耳にして、私は手紙を書き 送ったのです。すぐ来られました。

腹水で妊娠九ヶ月の様な お腹をしておられ大変です。ぬか風呂で温める為 裸になり、発酵した米ぬかの掘った穴の中に寝ていただくのですが、お腹が大きいので仰向けになれないので、横向きで寝てもらって入っていただき、発酵したぬかで全身を包む。一回二十分、一日二回。

すると三十回目位に腹水は完全に無くなり、お腹の皮がへこみ 縦ジワになりました。検査の為、関西医大に行かれると 医者は皆ビックリしておられた、との事。胸水も半分が四分の一になり、腫瘍マーカーも数値が三分の一以下に下がり、階段もトントン昇り降りも出来、一時間歩いても どうも無くなり、元気になられました。体の中にあったガンは体外に出て、頭などに転移したガンは たんこぶの様になり 膿が出て、体中にガンが吹き出物の様に出て来て、数えてみると十七、八位もある。

しかし十日位過ぎた ある時、ぬか風呂に埋まっておられる時 幕で仕切ってある女性風呂の女の方の話し声に「やかましい」と腹を立て、激情された。

社会的に成功された人でもあり、増上慢が強かったのか 心の平和が出来なかったのです。又 神経質な方でした。

激情された途端に 腹水が戻ってきて、お腹がパンパンになってしまった。゛なんと恐ろしい事か!腹を立てるという事が!゛お腹の皮がはち切れないかと思うほど腹水が溜まり、今度は両足もパンパンに腫れ上がり、男の一物までも「こりゃなんじゃ」と言うほど腫れ上がり、背中から見ると自転車に風呂敷をかけた様に骨が邪魔になってこれ以上痩せられないと言うほどの痩せ方です。

皮が邪魔になり これ以上 前にお腹は出られないので、内臓を圧迫する。今度は幾ら ぬか風呂に入っても入っても、腹水は減らない、苦しいので、腹水を抜いてくれる病院を探されたのですが、医者が診られ「これはすぐ死ぬ」と言って入院させてくれない。

そこで市役所に頼み込んで探してもらい、やっと入院させてもらえる病院を見つけて入院されたのです。私は毎日 見舞いに通ったのです。そこでまたびっくりするような事を見たのです。